実はかれこれ2年くらいインタビューをしています。
・自分の研究(インタビュー調査)
・ほかのゼミに参加しての研究(インタビュー調査/英語・・・)
・大学広報の仕事(メディアの取材)
自分の研究は関西のストリートミュージシャンにインタビューをしています。マルクスの生活過程論分析ですが、話せば長くなるのでこの辺で。現在進行形で、15人くらい答えて下さって、15人くらい断られています。
ほかのゼミは4回生のころ、フィリピンの政策に関して。マニラのスラム街や田舎(ビコール地方)に行っての調査。英語が通じるならまだいいけど(かといって英語できないけど)、田舎ならタガログ語しか通じない人だってざらにいて・・・。ゼミで全体で100人くらいデータ集めて、論文にして、大学雑誌に載せていただきました。
大学広報の仕事も現在進行形でやっています。何人くらいインタビューしたんだろう・・・でも多くて20人くらいか。その「人」をピックアップすることもあるし、その人が所属している「団体」にピックアップするために代表とかに聞いたりとか、いろいろです。
いくつかやっていると、やっぱりインタビューそのものに自分の駄目なところが見えてきます。改善すべきところが。
最初の方とかひどかったです。卒論ミュージシャンの研究だったのですが、教授と一緒に調査に出てそれぞれ分担して、後で教授の音源もらったら、
「え、なにこれ同じ時間でこんなに聞けたん?」
って思ったぐらいにすごくて(教授はインタビュー調査のプロ)、自分がポンコツ過ぎてショックでした。
そんな自分が、現在インタビューの時に心がけていることを整理しました。「心がけていること」というとマインド面の話になりそうですが、がっつりスキル面です。
①相手のことをできる限り事前に調べる
→以前までは全く知らない状態で聞いていく方がいいと思っていました。
ですが、ある程度こちらも相手のことを知らないと深い話ができない、相手が話してくれない。そう感じています。Facebookチェック、ググる、所属している団体のHPを見る、などです。ミュージシャンならFacebookよりもTwitterとHP、あるいはYouTubeですね。事前に調べることで、先にある程度の質問を用意できます。
まぁこんなのはインタビューに限ったことじゃないですけど。面接でも営業でもデートでも同じですよね??
②第一印象をよくする
→インタビューする相手は初対面か、それに近いです。見た目に気を遣うのはもちろん、元気よく挨拶することを意識しています。インタビューする側が緊張していたら、相手ももちろん緊張するので、とりあえず慣れている感を出そうとしています(笑)
③相手に話してもらう前に、自分から話す
→まず自己開示せい、ということです。ミュージシャンの時にこれはよく感じます。初対面に近くて、お前は何者やねん、と。インタビューする意義みたいなのを話したり、簡単な自己紹介をしたり。内容は相手の雰囲気によって変えますが、とりあえず自分のことや共通の話題について話しています。そうしたら話しやすいんじゃないかなぁと考えています。
④聞く態度を常に意識する
→聞く力って重要だと思っています。適度に頷いたり、相槌を打つだけですが。話し手のやりやすさがこれだけで変わってきます。インタビューだけじゃなくて友達と話しているだけの時でも自分が話して友達が何もリアクションなかったら不安に感じたりしませんか?それと同じです。
以上です。
結局、「相手にいかに気持ちよく・深く話させるか」を意識したらこんな手段があるよね~ってだけです。
実は自分自身がインタビューされたことがないので、インタビューされる側の気持ちは常に考えるけど、完全には理解はできていないです。
された経験がないのが圧倒的欠点です。今後も継続して考えていきます。