さかなとかえる

徒然なるままに

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「ユーザー目線」を大切に考えるようになったきっかけーUX改善インターンの話。

ユーザーファースト」

 

この言葉を巷では(IT界隈では特に)よく聞きます。

でも、どういうことかあまり自分はわかってなかったし、今でもわかっていないんだろうなぁと思います。

 

そんな中で、昨年の夏クラウドワークスという会社で3日間の短期インターンを経験しましたが、その時にこれについて初めて深く考えることになったのです。それから、今も記事やらイベントやらのプロダクトを作っているのですが、個人的にはプロダクトに対して「ユーザーファースト」を本当に大事に意識しております。

 

 

なお、ユーザーファーストに関しては、こちらの記事が面白かったです。

www.wantedly.com

しかしこちらの記事が言っていることは最ものことですが、すべてではないと思います。

 

ユーザーの期待に応える、価値を与えるための手段は2つあって、

ユーザーより作り手のアイデアを優先し、ユーザーの反応で答え合わせする「プロダクトアウト」

ユーザーの声を反映する「マーケットイン」

 

上記の記事ならば後者ばかり見ずに、前者を考えようよ!ということでしょう。スマートフォンFacebookなんかのサービスは前者の方ですね。ユーザーが「これほしい」と考えてもなかったけど、与えられると「そうそう、これだよこれ」と感じるやつです。ガラケーしかなかった時代のユーザーが「スマホほしい」という発想には至らないですよね。

 

 

さて、昨年のインターンでのUX/UI改善では、後者の方に取り組みました。

つまり、自らがユーザーとなってWebサービスに対して改善すべき点を挙げて社員会議で発表する。というものでした。

ボタンの位置や色、文言など小さなことでも・・・正直、地味でした(社員さんもそうおっしゃっていました)。

ちゃんとした(東証一部上場)会社のサービスですし、かなりの数のユーザーに使われていているのにも関わらず、改善すべきとまでは言わなくても改善できる点がたくさんあったということに少し驚きました。そういうものなのかもしれません。

使う際の課題感はどこにあるか??

それは客観性が高いものか??など・・・

「あったらいいな」と「なくてはならない」の違い・・・?

今まで触れてこなかった言葉も多くて、難しかったです。

そして最終日に社員さんの前でプレゼン。ジャッジが下って、いいと判断されたものは実際に実装されるというガチなやつでした。

 

自分自身は10近くインターンに参加しましたが、これが初めてのインターンということもありパフォーマンスは高くありませんでした。本当に悔しいです。ただ、インターンの内容が他と異質だったということもあり、得られたものはとてつもなく大きかったのではないかと思っております。メンバーが超優秀だったおかげで優勝できましたし。(ただ優勝した時のコメントを用意してなさすぎてテンパった)

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(約1年前。もうオフィス移転したみたいですね)

そう、このインターン以降からプロダクトに対する「ユーザー目線」をかなり大事に考えるようになったなぁ。そう思うのです。

大学広報の方でどんどん新サービス出しているのですが、本当に役立っています。

ただ、プロダクトを作る側になると、「ユーザー目線」がぶれるというか、作り手のバイアスや願望みたいなものがどうしても入ってくるので、ちゃんと客観的な評価・声を聞かないとどうしてもうまくいかないですね。そこが現在の課題感です。

 

プロダクトアウトとマーケットイン、両方組み合わせてこれからも「ユーザーファースト」をモットーに価値を与えていきます。