「仕事辞めたい」
「彼氏と別れようかと思う」
とか口でいいながら、なかなかそうならない人が多い気がします。(上の写真とか、まさにそんなこと言い出しそうww)
特に女性に顕著な感じで、経験則では男性が「彼女と別れたい」と言ったら比較的すぐ別れるのですが、女性の言う「彼と別れたい」はあんまり信じていません。(笑)
辞めたい・別れたいアピールという一種のファッション的(言葉の本質とずれた)承認欲求なのか、本当に心の底から思っているのかはわかりませんが、今回はそこは論点ではありません。
思考と行動の不一致・順番に関してです。
就活生を見てても思います。
「内定ほしい」「就活やばい」と言いながら何もしないままでいる人を見ると、なんだかもったいなぁとか思います。
「この会社興味があるので、今のうちにネットで調べます。」
こう言う人もいますね。何もしないよりかはマシだと思いますが、興味あるという仮説があるならネットなんかよりも実際にオフィス言って話聞けば?OB訪問したら?アルバイトやインターンさせてもらえば?
って思うわけです。
まぁ、学部生の時は自分も就活に対して何か抵抗がありました。
「OB訪問とかした方がいいけど、何聞いたらいいかわからないし失礼なことしたらなぁ・・・」と考え、なかなか行動できませんでした。なのでわかっていても動かない気持ちもわかります。
だけど、大学院での就活を通して、「とりあえず行動しないと、思考が進まない」ことに気づきました。
思考することは大事だと思いますが、今自分が持っている情報の中で考えるのは限界があります。
その限界の中で考えるか、限界を破るかは、自分自身です。
限界を破るという選択肢がない人はもったいなぁと思うわけです。
「インタビュー」という仕事を通じて、リアルに人に会うことを3年くらいやっていると感じます。
自分も人に会う前にはググったりFacebook見たりして「ふむふむ、こういう人なのか」と事前に情報を得てから会いますが、アナログでいざ会ってみるとそれ以上の、ネットの情報にはないものが知れます。
それが、思考だけでなく行動している人の特権ではないでしょうか。
言い換えると座学の研修よりOJTっていう感じです。
インターネットで何でも調べられる時代なので、ネットで完結して情報を得た気になってしまいがちです。そこを敢えてアナログで会うことこそ、価値があります。
思考してそこから行動する人よりも、
思考するための参考になる情報を得るために「とりあえず」行動する人でありたい。
自分を形作っている「イエスマン」要素もここに通じます。
仕事を辞めたいのなら、辞めて休むもいいし新しい仕事に出会えばいい。
とりあえず会社訪問をしてみてアピール不足だと感じたら、今度はそこを改善するように思考すればいい。
超余談ですが、うちのゼミの教授に「インタビューで研究やりたいです」と言った時、普通やるべき社会的背景とか先行研究とかを調べる前に「とりあえず質問だけ用意して、早く現場に行け、そこでデータとってから考えろ」と言われたのも、行動→思考の順でした。
っていう自分への壮大なブーメランでした。(笑)