経営戦略の1つとして、ポーターの3つの基本戦略がある。
引用:
(1)コストリーダーシップ戦略
業界全体の幅広い顧客をターゲットとして、競合他社よりも安価に商品を販売、サービスの提供を実現することで競争優位を築こうとする戦略となります。
安価な商品、サービスの提供をを実現するためには低コストでのモノづくり、サービスづくりが重要となります。
(2)差別化戦略
業界全体の幅広い顧客をターゲットとして、競合企業とは異なる特徴を活かして差別化を実現することによって競争優位を構築しようとする戦略となります。
例えば、同業界内のコストリーダーシップ戦略を取る企業に対して、高品質な商品やサービスを高い価格で販売するなどの戦略となります。
(3)集中戦略
業界の特定市場、特定顧客にターゲットを絞り込んで、自社の経営資源を集中投下して競争優位を構築しようとする戦略となります。
経営資源を集中投下して、コスト集中戦略か差別化集中戦略を採用することになります。
コストリーダーシップは「同じ商品やサービスを提供するのなら、安く提供できるほうが競争優位を持つ」という考え方であり、差別化とは「多少価格が高くなったとしても、それ以上に価値があるものを提供できれば競争優位を持てる」という考え方となります。
引用先のそれぞれの企業例もわかりやすい。
経営戦略についは非常に興味深いので、別途取り上げたいのだが、
この3つの基本戦略の話、生き方にも使えると思っている。
・コストリーダーシップ戦略:一番大きい市場で大きく戦う
・差別化戦略:コスト以外の差別化を図る
・集中戦略:ニッチを取りに行く
例えがいいかわからないが、
コストリーダーシップ戦略:業界のリーダー。政治でいうと総理大臣。
差別化戦略:国会議員の、とある領域のプロフェッショナル。
集中戦略:地方の首長、および地方議員
みたいなイメージである。
「テーマパークに遊びに行く」をこれに則って考えると、
コストリーダーシップ戦略:ユニバのファストパスで有名どころを遊ぶ
差別化戦略:ユニバでマイナーなところに素早く遊ぶ
集中戦略:ひらパーを満喫する
がいいかな。(ディズニーは詳しくない)
「異性との出会い」をこれに則って考えると
コストリーダーシップ戦略:合コンで一番人気の異性を攻略する
差別化戦略:合コンで一番ではない異性を攻略する
集中戦略:合コン以外のところに集中して出会いを作る
だろうか。
「長期休暇」をこれに則って考えると
コストリーダーシップ戦略:帰省ラッシュにまみれながらも帰って地元を満喫する
差別化戦略:家にいる
集中戦略:休みをずらす
だろうか。
時と場合によって、それぞれ何の戦略を取るべきかは変わってくる。
初めてのユニバなら有名どころに人が多くても行きたいだろうし、
2回目ならそれ以外のところを周ってみたいというのもある。
ただ思うこととして、終身雇用もなくなり、個人の時代になった今、
少なくとも生き方においては、昔よりもコストリーダーシップ戦略を取ることの
メリットが薄れていっているのではないかという仮説を持っている。