『論点思考』という本がわかりやすかったのでそれの紹介をしたい。
コンサルは、企業の問題を解決する仕事ではあるが、
その解決する問題が、果たして一番解決すべき問題かどうか?
というところが論点思考で書かれている。
過ちは、間違った問いに答えることーそう書かれている。
この『問題を正しく設定すること』は非常に大切だと感じており、
過去に、問題を見誤ったため事業のスピードが遅くなった経験がある。
本書に書かれている、
・解決がそもそもできるかどうか
・実行可能かどうか、容易かどうか
・どれだけの効果があるか
は非常に大切で的を得ていると感じた。
その理論の背景にある、
「戦略とは捨てる事、やらないことを決めること」もまた、
非常に共感できる。
実際に、やれば何かしらの成果が出る施策は無限に出てくる。
ただ、その中でやるべき問題に絞り込んで実際は行う。
リソースの問題、利益の問題があるため。
なんでも中途半端にやるフェーズもあっていいが、
基本的には戦略に基づいて計画していくべきなのであろう。
また、問いと事象の違いも基本的だが、面白い。
何よりも、論点思考とは少しずれるが
「自分よりも2つ上の役職の立場で考える」もまた、本質である。
上は何を期待しているか?を考えることが成果につながるし、
また部下へは何を期待しているかを改めて伝える必要があるとも感じた。
頭を柔軟に使い、最適なオプションを実行できるような人になれば
仕事だけでなく、プライベートでも使えるなと思った。