さかなとかえる

徒然なるままに

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階級と主体性ーゼミ的考察

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最近思っていたことのすべてが、この記事にすでに書かれていました。

fujipon.hatenablog.com

自分が思っていたなんとなくぼんやりしたものを、

言語化してくれて、すごくスッキリ!した感じです。

 

 

①分断について

自分が身近に感じるところですと、

「学部生」と「大学院生」

「大学院生」と「社会人」

意識高い系」と「そうでない人」

このあたりの、分断をものすごく感じていました。

アメリカの選挙は、もっと大きいスケールでの階層分断ですが。

分断はステータス命なので、アイデンティティというか、承認欲求とも関わっていますよね。

「同じような人」と、「自分とは違う人」と無意識のうちに脳が判別しているのでしょう。その違い、要因はどこなんでしょうか。やっぱり階級?

分断すると、「自分はこうで相手は違う」といえるから、押し付け合って議論にならないのです。相手のことをわかろうとしない。

自分の母が、「なんでトランプなんかにみんな投票したんだ、アメリカ人本当にバカだよね」と言ってましたが、これはブーメランで、同じく母も投票した人のことをわかろうとせずにバカだととらえているバカなんです。これが分断。

 

 

②上から目線について

本当に言いたかったことが書かれていました。

どれだけ中間層がいろいろ小賢しいこと言っても、結局は、上から目線の押し付け・エゴなんです。何が国のため、社会のためだ。たいていそんなことは間違っているんです。利他主義も利己主義の一部なんです。

だから、中間階層は割り切って

結果から見ると、ヒラリーはこれに失敗したんですね。

 

 

③階級について

選挙が終わって、「民主主義は終わった・・・」とかつぶやいている人もいましたが、民主主義のやり方で民主主義を終わらすのなら全然いいじゃないですか。

なんかアメリカでは暴動も起きているみたいですが、もし逆の結果でもそうなっていたでしょう。

これで社会が変わるかもしれないし、変わらないかもしれません。

まぁヒラリーになるよりかは、変わる可能性が高いのでしょう。

これはEU離脱もそうですが、社会が進展する一歩です。

そしてその結果をもたらしたのは、メディアでしょうか??いや、違います。むしろ逆の予想をしていました。この結果をもたらしたのはほかの誰でもない、人々の主体性です。当然すぎますが。

アメリカには行ったことがないので、どれくらいの超格差社会かは肌でわかりません。ただ、日本よりも相当らしいということだけ聞いています。そりゃ日本にいる人からは信じられませんよね。

 

 

☆おわりに、ゼミとか

「階級を考えないと、人々の生活は見えてこない」とうちのゼミの教授は口ずっぱく言ってます。

階級と立場から、彼らがいかによい生活をするために、必死でやっているか??

そこに主体性が生まれるという考えで、自分もとある属性の人を対象にした主体性の考察をしています。絶賛修士論文を書いています。いやぁ進まないなぁ。

 

他にも関連して階級格差と戦争について思うことがあるのですが、また別の機会に。