さかなとかえる

徒然なるままに

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成果を出すために、フィードバックをもらうようになれ

この記事には、私が、成果を出してきたメソッドを入れている。

 

読者の方は、成果をどのようにとらえているだろうか?

成果=時間×質

成果=X*才能+Y*努力

・・・

 

色々な定義があるだろう。

 

以前の生産性の話では、面積に例える=時間×質 でとらえた。

jmath.hatenablog.com

 

個人の考え方であり正解はないのだが、私は

成果=(自分ができる限界のパフォーマンス)+(改善分)

であるととらえている。

 

自分ができる限界のパフォーマンスが60%、改善分が20%だとすると成果としては80%、そんなイメージである。

 

自分ができる限界のパフォーマンス

これは、また分解できて

自分ができる限界のパフォーマンス=才能+努力

になると考えている。

才能は、自分のそもそもの成果に対するスタート地点。

努力は、そこからどれだけ積み上げられるか。

この努力は、「自分ができる限り」の努力である。

自分の過去の経験から想定するアナロジーだったり、ネットでニュースを調べてみたり、周囲にヒアリングをしたり。

こうして、ベースとなる才能に、追加した自分ができる限りの努力をすると、自分ができる限界のパフォーマンスができる。

改善分

これは、自分ができる限界からの改善分、要は限界突破という一種の魔法だ。

改善分は、タイトルにもある「フィードバック」を指す。

改善分も、また分解すると

改善分=フィードバックの量×フィードバックの質

と表せる。

たいしたことないフィードバックよりも、より具体的で成果について本質的なフィードバックを受けるほうが、改善できるポイントが増える。結果的に成果が上がる。

 

成果を出すときに大切なKPI

成果=(自分ができる限界のパフォーマンス)+(改善分)、要するに

成果=才能+努力+フィードバックの量×フィードバックの質

になる。

では、この数式でKPIとして置くべき、重要な指標はなんだろうか。

「努力」と「フィードバックの量」ではないだろうか。

 

・才能自体は、成果を出す上でベースとなるため、把握しておくことは最も重要かもしれない。ただ、簡単に伸ばせるものではないので意識して積み上げる指標にはならない。

・努力は、自分でこなす分には最重要指標になる。どれだけ努力すれば成果を達成できるのか、逆算して行動することは当たり前だが、できている人は案外少ないものである。

・フィードバックの量は、案外自分でなんとかできる、コントロールできる部分が多い。少し時間をもらって上司に相談したり、提出期限よりもあえて早めに作って先に壁当てをすることによって数を増やすことができる。

・フィードバックの質は、周囲の環境に依存する。もちろんいいメンターや相談相手を見つけるアクションは起こしたほうがいいのだが、それによって巡り合える確率がどこまであるのか。と思っている。

 

1人の成果はたかが知れている

結論、1人での成果はそこまで大きくなく、フィードバックをもらうことによる改善分を足し上げることによって、大きな成果を得られる。

特に、フィードバックの質よりも追いやすい、フィードバックの量をまずは増やしていくことをおすすめする。

1人での成果はたかが知れていて、だから会社は普通は多くの人数で構成されている。周囲を巻き込んでいって、どんどんアウトプットをしていけば純粋に成果を出せるようになる。

 

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余談:職場を選ぶときに大切なKPI

さっきの応用編だが、

成果=才能+努力+フィードバックの量×フィードバックの質

と考えて、成果の出せる就職先や転職先を探すときは何を判断すればよいだろうか?

 

・才能は、ベースとなり非常に大事だ。できる限り、自分の強みを活かせる業界や職種にしたほうが、ここは大きくなるので成果が出しやすい。

・努力は、割と自分でなんとかできる。強いて言うなら、自分が努力したいジャンルかどうか?だろうか。

・フィードバックの量は、ある程度自分でコントロールできるものの、職場の環境・制度にもよるところがある。どんどん相談できるような空気だったり、メンター制度を取り入れていると安心して壁当て・アウトプットができるという評価は一定できる。

・フィードバックの質は、フィードバックそのものは、自分ができること以上のものを教えることができないため、一般的には「成果を出せる人」の方が質の高いフィードバックができる。そのため、すごい人がいる職場かどうか、で判断ができる。職場を選ぶときに「人で最終決める」という人は案外多いが、フィードバックの質を上げて成果を出すという観点では非常に合理的である。

職場を選ぶ・変えるときには、逆に普段では変えにくい、才能を活かせることや高いレベルのフィードバックをもらえる環境の方が、その後の業務でも成果が出しやすい。