考える鱒

モラトリアム文系院生のつぶやき

MENU

読書めも:未来に先回りする思考法

注文はだいぶ前にしたのだけど、今になってようやく読みだした本。

 

 

面白かった。

今トレンドのハラリの『サピエンス全史』に近いテーマかなぁと。

①歴史からパターンを見破る

②人類の機械化、人間の再定義という将来

この2点において。

 

著者の佐藤さんはITのCEOなので、ビジネスチックかと思ったら違った。

歴史とか学者の情報が豊富で、なんだか自分のゼミの教授の本を読んでいるようだった。

色々あったけど、印象的なところをチョイス。

・国家という定義、普遍なものか?

・政治と経済という概念、資本と貨幣

・自分の能力に基づく意思決定をするな、合理性は後付け

 

なんだかおもしろかったところ

ロジカルシンキングを疑うが、パターンを読むというロジカルを主張するところ

国民国家の終焉を予測するも、結局国単位で物事を考えていくところ(国の影響力を無視できないんだろうけど)

 

それと、Googleがもしいろんな企業と競合して勝っていったら、Googleのお客様・顧客も消えていくんじゃね?とも思った。

もしそうなったら企業版の天下統一になって好き勝手できるからいいのかもしれんが。

 

でも、なんか思っていることだいたいこのブログ、自分と近いところにあると思う。

特に、「自分の感情なんかあてにならない」みたいなところとか、「現代の常識は普遍ではない」ところとか。

結局、原理を読めるようになるのが必要というのがわかった。

原理を知るためには、パターンを知る必要がある。パターンを知るには、歴史を知る必要がある。

IT関連の知識だけではなく、世界史やテクノロジーの発達史まで通じていたのはこういうことか、と思った。自分はまだまだ知らないことだらけだ。

人間の機械化っていうのがあったんだけど、感情を失って機械になった方が楽だと思うよ。本当に。個人的には限りなくロボットみたいになりたい。