この1年、9割以上仕事のことを考えてきた自信がある。
そのため働き方や仕事における戦略みたいなものへ興味関心があり、相対的にもそういうことを綴ることが多かったように思う。
ただし結局は、万人に共通する理論なんて人間科学では存在し得ないし、それは大学の時に学んだことだ。
「人による」これに尽きるのである。
心理学だと実験より何パターンかを見つけ、統計学だとその中での割合や分布からアプローチする。社会学だとそれらをもとにタイプ分けして分析する。
ただそれだけのことである。
自分が仕事関連のことを考えるのは、紛れもなく仕事・労働という概念を強く意識しているからである。
そもそも仕事や労働という概念がなければ、認知していなければ働き方について悩む必要もなければ、考える必要もない。必要以前に、考えることができない。
結局、時代と人に依存する中で画一的なものを強いるのは、最適を見つけることはできるが最高に辿り着くことはできない。
ただ、今の時代の話だけだから考える必要がないだとか、人によるからといって干渉しないというのも適切ではないだろう。
人によるとはいえ、一意見としてアドバイスをすることは重要だ。
押し付けはよくないが。
人によるものだとしても、たとえそのこと自身へのメタ認知ができていようとできていまいと、人へ干渉することを否定することではない。
働き方がそうであれば、遊び方・付き合い方・生き方も全く同じである。
生き方を強いられる義務は全くないが、一意見として話し、聞くのは間違ってはいないだろう。