雨降る夜に、かつてのメンバーと夜の渋谷に繰り出した。
なおかつ寒い。
渋谷でお店を探すが、2軒とも満席とのこと。
夜の20時頃。
ビリヤードに行く。
そこは、ブルーカラーなのか学生なのか。
煙草を吸う男性たちの間で、ひっそりとビリヤードを行う。
好きでもないジントニックを口にした。
何も知らないメンバーは、初めてのビリヤードを楽しんでいる。
その後、カフェへ。
たわいもない話をした後に、いくつか質問をした。
仕事をしてきて、一番嬉しかったことは?
仕事をしてきて、一番しんどかったことは?
みんな、何にモチベーションを感じるのか?
それぞれ教えてもらった。
その後、自分からこう伝えた。
「実は会社、辞めることになって、一緒に働いていてどう感じていたか知りたかった」
メンバーの反応はえ、そうなんですかという感じ。
いい意味で、リアクションは薄かった。
その後も、仕事の話、将来の話。ぞのあたりをざっくりと。
時間がなさすぎて、全然話足りない。
「将来どうしたいのかないと過去に言ってたけど、直近はどうなの?」
「そうですね、、特にないんですよね」
どうやら、メンバーの様子は変わっていなさそうだった。
そうして、ラストオーダーを終えて解散。
久しぶりに、たくさん飲んでしまった。
「まだ雨が降っているねぇ」
多分、一緒の会社の同僚として、話す機会は最後なんだろう。
そんな感じがした。
手をかけて育てたかったメンバー。
色々考えてやっていたけど、期待していたことを手に入れてくれただろうか。
109の前で、解散へ。日が変わる前ぐらいだろうか。
解散するときに、最後に言われた。
「自分の最初の配属が鱒さんのところで、本当によかったです」
そうして、それぞれ雨の渋谷に消えていった。
感情的な夜を過ごしたのは、久しぶりであった。