今まで部活や仕事を通じて見えてきた、マネジメントで大切なことは、2つあると思っている。
・納得感を発見できること
・メンバーの生産性を上げること
納得感を発見できること
納得感がないと、メンバーのパフォーマンスが上がらない。
よく、マネジメントは管理と言われ、ああじゃないこうじゃないと議論されるが、管理ということをメンバーも把握して、納得した上であれば管理がベストの手段になるであろう。
ただ、感覚として多くの人は、管理されるということを好まない。
実態は管理だとしても、少なくとも「管理」という言葉を使われると、なんか違うのではと思う。自分もそうである。
まぁ、自分は管理もしていなかったのだが、あまりにも見なさすぎて、課題を見ることに遅れてしまった。
その辺は、メンバーとの権限のすり合わせができていなかった。
そのため、理不尽にさらに上から指摘される、という事が続いてしまった事があった。
この経験からも学んだのだが、
納得感を発見してもらうには、自分のスタンスと相手のスタンスを合わせる必要がある。
自分だけ、KPIに対しての進捗を追うことをしたくてやっていても、メンバーからするともっと違うことをアウトプットしたいこともあるであろう。
説明責任があると思っていて、逆にそれが不足すると、「なんで?」が重なって、パフォーマンスが発揮できなくなる。
そういう意味では、情報公開もまた、大事である。
人間は無意識のうちにメンツがあり、またプライドがある。
自分の知らないところで自分が関わるものが動いていると、後から説明されても納得いくとは限らない。
メンバーの生産性を上げること
つまりは、ボトルネックになっているものを取り除くようにする。
取り除くのは、その解決方法をマネジメント側が教えてやらせるでもいい。
また、マネジメント側にしかできない事があるのであれば、自分が動くでもいい。
後者は、社内での根回しや、社外との繋がりを作るというケースでよくある。
よく、「やったかやっていないか」に会議の時間を使いがちだが、「やっていないことの課題」に会議の時間を使った方がいい。
以前は、メンバーのKPIに対し、「やったかやっていないか」をとりあえず見ていた事があった。そうしたら、いつまで経っても進まなかった。
うまくいかないことに対し、こういうアプローチは?と少し抽象度を下げてやらせることにより、そのまま進めるのがいいか、別のアプローチの方が良いのか等議論ができる。
基本的なスタンスとしては、メンバーを監視するのが目的ではなく、メンバーのパフォーマンスを上げて活躍させる事が、マネジメントの本質なのではないかと思う。