学園祭、発表会、結婚式・・・
それらのイベントでピアノを一発披露したいけど、何弾こうか・・・
そう考えている方は少なくないのではないでしょうか??
自分は学生なので、よくミスコンのファイナリストが最終アピールでピアノを弾いているのを見ます。
そんな一芸の時に、クラシック音楽とピアノが好きな筆者が厳選する、サクッと弾けて盛り上がる曲を紹介します!!
一芸の時に曲を判断するポイントについて
ではどんな曲が、一芸の時の演奏に優れているのでしょうか??
大きな要素としては・・・
・演奏の容易さ(※):難しすぎると習得までに時間かかるため、比較的簡単なものが好ましい
・演奏効果:曲の聞かせどころがあったり、明るくてテンポがいい曲が盛り上がりやすい
・知名度:「知っている曲弾いてるスゲー」という印象を抱かせられる・全く知られていない曲だと盛り上げにくく上手かどうか判断できない
この3つを判断ポイントとして、一芸の時に使える曲をチョイスしました!!
※演奏の容易さは、ピアノをそこそこ小さいときに習っていたりして弾いていた人向けのレベルを表します。全くのピアノ素人が弾くのは厳しいと思われることをご配慮下さい。
①幻想即興曲(ショパン)
演奏時間5分~5分30秒
Yundi Li - Chopin "Fantasie" Impromptu, Op. 66
一時期浅田真央のフリー演技の時に使われていました。
フィギュアスケートにチョイスされる曲は、基本緩急があって派手な曲であることが特徴です。この曲も例外ではありません。
聞くと難しそうですが、案外なれたらそこまで難易度高くないのもポイントです。
ほんの一瞬時間が止まってからの半音下降の部分が一番の聞かせどころ。
・演奏の容易さ:★★★☆☆
・演奏効果:★★★★☆
・知名度:★★★★☆
②愛の夢(リスト)
演奏時間4分~5分
これも浅田真央が使用していたような・・・
それらしいタイトルに甘い旋律、めまぐるしい転調に視覚的効果・感情的な盛り上げまであるという演奏効果に全振りしている曲。さらに一般的に「リストの曲は難しい」というバイアスまでかかるすごいお買い得な曲です。あなたもいかがですか??(安っぽい宣伝)
ちなみに、リストの曲は確かに難しいですが個人的にショパンより弾きやすいと思います。あとこの曲はその中でも全然簡単な方です。
・演奏の容易さ:★★★★☆
・演奏効果:★★★★★
・知名度:★★☆☆☆
③トルコ行進曲(モーツァルト)
演奏時間3分~3分30秒
Wolfgang Amadeus Mozart: Rondo alla Turca
行進曲なので聞いている側もリズムに乗りやすいです。
ピアノやっていない人からしたらこの曲でも「すげー」となりますが、そこそこかじっている人からすると「モーツァルトやし簡単やな」と見抜かれてしまいます。最後のコーダ部分は弾いていて楽しいです。
・演奏の容易さ:★★★★★
・演奏効果:★★★☆☆
・知名度:★★★★★
④英雄ポロネーズ(ショパン)
演奏時間6分30秒~8分
Horowitz plays Chopin Polonaise Op. 53 in A flat major
この曲がショパンの中で一番好きという人も少なくないです。
これをちゃんと弾けたらかっこいいこと間違いなしです!
中間部は左手を酷使します。。。
・演奏の容易さ:★★☆☆☆
・演奏効果:★★★★☆
・知名度:★★★★☆
ほか、惜しいけどボツになった曲
十分いいですが、上記4曲には劣ります。
・華麗なる大円舞曲(ショパン):メイン部分は有名ですが安っぽく聞こえがち
・革命のエチュード(ショパン):演奏効果は高いが難しくて曲が暗め・チャプチェを連想させる←
・月光ソナタ第3楽章(ベートーヴェン):演奏効果は高いがやはり曲が暗めで最後がイマイチ(テンポが悪くなる)
以上です。
そこそこの難易度で、その割に演奏効果が高い曲がおすすめということですね。
つまり、上記の曲は「コスパが良い曲」と言ってもいいでしょう!
来るべき一芸・特技披露に備えて、ぜひとも一曲はマスターしてみてはいかがでしょうか??