采配。采配。
☆概要
落合博満元中日監督の信念、哲学。
この方は監督時代「オレ流」と呼ばれる、変わった采配で中日を黄金時代に導いた。
実際のあの時の現場では・・・みたいな裏話系が多い。監督時代は秘密主義で(これにも意図がある)、何考えていたかわからなかったのでそれを暴露するみたいな。
個人的には、とにかく強かったので監督としてとても好きだった。
☆残念な点
まぁそら野球の人でありプロの作家とかではないので、文章や言葉はそんなに上手じゃない。
大衆ウケを意識したのか出版社にさせられたのかわからないが、「ビジネスマンでも同じで~」みたいな、読者向けにすごく視点を落として?例えているけど正直必要ない。
☆内容など
はっきり言って面白い。レギュラーを勝ちぬく、生き残るためのメンタル・考え方など。
例えば「心技体」ではなく「体技心」のところだと、
ならば試してほしい。どんな人でも、何かの技術を身につけようと、ひとつのことに打ち込めば、性格や考え方にも変化が生まれるのだ。自分に自信が芽生えれば、他人の言うことにも耳を傾けるようになるし、自分の殻に閉じこもってしまうこともない。
(P37)
自信があるから技術がついてくるのではなく、技術がついたから自信を持てるというのは共感できる。
自分の目標を達成したり、充実した生活を送るためには、必ず一兎だけを追い続けなければならないタイミングがある。
(P53)
エッセンシャル思考っぽい。
「目の前にある仕事にしっかり取り組もう」と割り切るべき
(P248)
あとは、
基本的に伝統的・古風な考え方(昔の人って感じだが、強い)
マネジメントやリーダーシップなんかもすごく考えている
何よりも戦略・マーケティングに優れている
こんな印象です。
マネジメントやらなんやらに実践しています。ただなかなか納得してもらうのは難しい。
- 作者: 落合博満
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