さかなとかえる

徒然なるままに

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スライド作りの掟

スライド作りは非常に大切。

 

3年前に、学生時代の時になんかイキった記事を書いた覚えがある。

 

jmath.hatenablog.com

 

3年前のテクニックを今見返しても、割と確かにそうやなと思うことばかりで

案外的を得ていて驚いている。

 

さて、じゃあスライド作りが上手かと言われたら

絶望的に下手なのである。

 

外資コンサルは、スライド1枚で数十万するらしい。おかしい。

 

さて、改めてスライド作りについての学びを記載しようと思う。

 

スライドの基本事項

・メッセージを作る

スライドの内容は、大きくは「ファクト」と「メッセージ」から構成される。

ファクトとはデータで、メッセージはそのデータに裏付けされる主張である。

 

何を当然のこと言ってんねん、と思いがちだったのですが

案外これができていない人が自分含めて多いのである。

 

メッセージのないスライドを量産している場合、美しくない。

 

つまり、メッセージとその流れであるストーリーを最初に考えてから作るのがよい。

 

・メッセージに紐づくファクトをセットにする

自分自身、見づらいスライドだと思うのは、

伝えたいメッセージとその根拠となるファクトが紐づいていないこと。

メッセージ・主張に関係ないファクトを調べたのでとりあえず載せようとしがちなのだが、メッセージに紐づかないファクトは載せても意味がない。

ちなみに私がこれをしがちで、メッセージに対してファクトが多く、その一部は全く

メッセージに絡まない、という指摘をよくされる。

 

・口頭で言わなくても伝わるようなメッセージにする

メッセージの日本語力が大切。

発表で口頭でカバーできる部分はあれど、一番の主張であるメッセージには

誰が読んでも認識相違ないものにするのがベスト。

そうでない場合=解釈が数通りあるパターンでは、議論や論点がずれる危険性がある。

 

テクニック事項

・比較は横で行う

人間の構造上、視線が横に移っていくようで、縦での比較がしづらい。

 

・レイアウトは統一する

フォントはもちろんのこと、

場所によって、文字の大きさを統一させた方がわかりやすい。

フォントは、3年前からメイリオが見やすいって評判のまま、

他の見やすいフォントの話をまるで聞かない。

 

・1スライド1メッセージ

これは3年前の記事の時から知ってた。

普通にメッセージが重複すると理解率が悪くなる。

 

・視覚でファクトを見せる

これが終わりのない旅感がある。

グラフやチャートで視覚的によく見せて、主張に説得力を持たせるというのは

非常に大切である。が、パターンとグラフの見せ方が難しい。

 

個人的には決算説明資料を読み漁るのが好きなので、そこから色々と学ぼうと思う。

サマリは表、利益や試算は滝グラフ、推移は棒グラフ、割合は円グラフ。

ちょうどライザップの決算が出ていたのでこれは参考になる。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/2928/ir_material_for_fiscal_ym/69401/00.pdf

 

 

↑ここのメッセージの位置とかは自分の頭では考えられない。

なるほどと思った。

 

スライドを社内向けに作ることが多いものの、

レベルの高い、わかりやすいスライドを作る道のりは険しい。

 

コンサルの人ってすごいんやなぁと改めて感じる日々。

 

ちなみにスライドライティング技術は、何冊か本を読んだこともあるのだが

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック』が圧倒的に

わかりやすい。マッキンゼーはすごい。

グラフの使い分けやさらに見やすくするための工夫などもあって、これを手元に

置いてスライドを作るとなんかイケてる感が出せたり出せなかったりする。

 

スライドライティングの勉強は続く。