考える鱒

文系院生がITベンチャーに迷い込んだブログ

MENU

成功を決める要因について考えてみる

成功を決めるのは才能ではなく運。forbesjapan.com

 

という記事があった。

米野球選手のレフティ・ゴメスが、「優秀な選手ではなく運のいい選手になりたい」と言ったのは有名な話だ。しかし、成功する上で運が果たす役割はいまだに社会で軽視されており、成功は努力と才能のたまものだとする考え方が主流だ。 

 基本的にこの分析と主張にはかなり共感できる。

 

成功要因をsと置くと、

s={a×(その分野の)才能}×{b(その分野に費やした)努力}

s={a×(その分野の)才能}+{b(その分野に費やした)努力}

だったりする。aやbは1とか2とか、なんかの数が入っている。

例えばaが1でbが9の数式だと、才能は1割だけ関係あって残り9割は努力でなんとかなる、という風に。

 

運が絡むというのは紛れもない事実だ。コントロールできない要因は少なくない。

それは家庭環境かもしれないし、生まれた国や国籍かもしれない。

それとも、まだ見つかっていない要因かもしれない。

そもそも、その要因が関係しているのかどうかさえわからない。

 

とは言え、2つの主張をしたい。

 

①人生は運ゲだからといって、運任せにするものではない。

コントロールできない領域が少なくないのは事実だが、じゃあ何もしなくても成功するかと言えばそんな簡単は話ではない。

成功を、確率で考えてみるモデルが個人的には一番しっくりくるのだが、

s=成功確率×試行数

という式を作ることができる。

成功確率を分解してみると、それこそ才能や運の比重が大きい。

試行数については、例えば都会の就活生と田舎の就活生では挑戦できる環境が違えど、自分でなんとかできる要因の方が大きいように感じる。

 

3割の確率で成功する、と成功確率を仮定すると、

1回目で成功する確率は30%(当然だが1-0.7)

2回目までに一度でも成功する確率は51%(1-0.7^2)

3回目までに一度でも成功する確率は65.7%(1-0.7^3)

にもなる。

 

野球の打率なんてまさにこれなのだが、

就活・転職や起業・恋愛・大会・受験など

なんでも当てはめられることはできる。

このsの数式から、

成功確率を高めることと、試行数を稼ぐことの両軸こそが大事である。

試行数が0なら、sは当然ながら0だ。

 

「運がよかった」というのは「最後は運だけど運任せにするぐらい試行できた」とも言い換えることができるように感じる。

 

逆に、運に左右されることをわかっていたら、1回の失敗で過度に落ち込むこともない。長期的に見れば見るほど、実は運が左右される。

失敗して当たり前だから、どんどん試行していく。そのマインドや努力は、才能や運の要素が相対的に少ないはずだ。

 

②そもそも成功の定義とはなんなのか

コンバージョンレートを議論する前にコンバージョンってなんやねんって話。

成功したいと思っている人は思っていたよりもかなり多いようだが、その成功の定義は案外人によって異なる。

 

なんかかっこよく言ったら、人それぞれのKPIが違うよってこと。

10億手に入れることなのか、エベレストに登ることなのか、友達5000人作ることなのか・・・

何事も運が絡むことは避けられないが、じゃあその要素ってなんだろうという話。

 

世の中の何事も運が半分を占める、ということはなくて。

物事それぞれに変数がついてくるはず。

例えばエベレストを登れる要因は、時期や天気かもしれない。それともパートナーが成功に関わっているかもしれない。

 

・成功の定義はそれでいいのか問題

・その定義にあたり重要な変数は何か見つける問題

 

この辺りも答えがないものの、データサイエンスは解明できる。

 

運が大事なのは言うまでもないが、その確率を高めるためにできることはある。

それが努力だというのであれば、それでもいい。