のだめの映画後編を見ました。
今回はピアノ・のだめメインの回ですね。
昔一度観たことがあるのですが、その時よりもクラシックの知識がついたのでBGMの曲も大体わかるようになっていました。
というか、ショパンのピアノ協奏曲のシーンで使われていなかった第二楽章の部分が3回ぐらい出てきたのは以前は気付きませんでした。
ショパンを弾く伏線とも言える、と思いました。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲は名曲。いい曲ですよね。
ラヴェルのピアノ協奏曲は明るくてまさにこれという感じ。
のだめと千秋がピアノに向き合って練習する場面がとても良かったです。
ショパンのソナタも、ベートーヴェンのピアノソナタ31番も対位法やバッハっぽいところがかなりあり、そういう練習なのかな?と推察しました。
ショパンのソナタ3番ロ短調は第4楽章が個人的に好きなのですが、4楽章だけ登場ありませんでしたね。
そして突然のシュトレーゼマンパート。
ピアノパート、音がとてものだめっぽいですし、ショパンのピアノ協奏曲第3楽章の最後のフレーズ、本来はピアノなしでオーケストラだけなのにピアノもついてきているところも今回初めて気付きましたが、っぽさが存分に出ていますしこの演出はいいなと思いました。
燃え尽きたところから音楽を純粋に楽しむところ、ラストへの流れがスムーズというか、導線がしっかりしているなぁというところに感心しました。
打楽器楽しんで作曲の話してピアノ弾いていたら子どもが気づいてその子どもから幼稚園のくだりになるところ、なるほどそういうことかと。
そして幼稚園で流れるベートーヴェンのピアノソナタ悲愴。この音が泣ける。
最後のモーツァルトは・・・集大成でありドラマからのファンにはたまらない、という感じでしょうか。
曲はそんなところで、シュトレーゼマンやのだめの言葉が刺さりました。
演奏以外でも、ビジネスでもなんでも、これ以上はできないのではないか、もし失敗したらというのはとても頭をよぎります。
その選択をしない方が幸せなのではないかということも、とてもわかります。
でも、それを乗り越えて、チャレンジし続けるというのもかっこ悪く、かっこいいなと改めて思いました。