結局、物事は「相手の立場で考える」ことなんですよ。と思う、鱒です。
それだけなのに、本当に難しいなと感じます。
作り手側からユーザーの気持ちを客観的にとらえるのは、本当に難しいです。
カヌー部の時から感じていました。新歓の時に、新入生のことを考えずに自分たちの都合のいいようにだけやっていないか?ってなったわけです。
作り手からは、どうしても「都合のいい気持ちのユーザー」を想定してしまう。つまり、楽観的に捉えがちなのです。
それで実際にリリースしてみると、全然食いつきがなかったりします。次の新歓イベントのウリを言っても響かない、みたいな。
別にこれは特別なことではなくて、営業でも、ミーティングでも、デートでもあると思います。もちろんサークルの新歓や学園祭などのイベント、ライブでもあると思います。作り手と受け取り手のギャップ。
もちろんそのユーザーからヒアリングすれば意見は聞けるかもしれません。しかし、そこまでユーザーは作り手ほどサービスに愛情がないので、鋭い意見を言ってくれる可能性は低いです(フィードバックはあてにならない)。デートなら信頼関係がそれなりに(?)あるのでヒアリングは有効だと思いますが。
個人的に打開策としていいなと思ったのは、逆に誰かからそのサービスを受けてみることです。簡単に言えば他人のやっていることを盗むことです。
例えば長期インターンやってた時代だと、テレアポ取れなくて困っていた時期がありました。その時にかかってくる就活関係のテレアポを参考にしていました。イントロから始まり、説明から、日程を埋めるまでのやりとりまで。
「こんなトークで説明会行きたいと思うかよ」とか、「このフレーズいいな、使ってみよう」とか、参考にしてました。
あとは、研究でインタビュー調査になかなか応じてくれないときに、都心の駅付近でやっているアンケートに答えたりしました。
「こういう風に声かけるんだ」とか、やりとり・流れを勉強しました。
取材されたことも、取材する上で勉強になりました。↓
他にも、メールの文面に困ったら受信メールを参考にする。
来週の発表に困ったら今週の発表を聞く。
大事なのは、ただ真似するだけじゃなくて、「ユーザー目線」としてどう感じたか?を考察することかなと思います。
この、サービスを受けることのメリットは、
サービスを受ける自分自身=そのサービスのユーザー
となるため、作り手のバイアスがかかりにくい視点に立てることじゃないかと思います。
今は自分が「鋭い意見を言うユーザー」になりたいなぁと思います。フィードバックしてほしいと思っているはずなので。
いやぁ、相手の立場で考えるって難しすぎでしょ。