さかなとかえる

徒然なるままに

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だんなデスノートを見て思った、結婚制度について。

だんなデスノートというサイトを最近知った。

danna-shine.com

もうね、サイトを開く前からURLがひどい。

「死ね」をローマ字にすると「shine(光る・輝く)」だから一見まともに見えるのもタチが悪い。

内容は思っていた100倍は過激だった。

 

なんかもう、闇しか感じない。

「旦那だったら、家族の人だったら死ねと言っていいのか?」

「こんな書き込みする人に育てられる子どもがかわいそう」

「これを書いている時点で自分自身の能力の低さを露呈しているだけやん」

っていうのが本音だけど、まぁ言う側の言い分もふまえて結婚について考えてみた。

 

結婚における、女性のタイプ分け

結婚において、の話だが、大きくは4タイプに分けることができるとまず考えた。

(もちろん、同じ理論で男性も分類できる)

①適応力高

→このタイプの女性は、旦那に対して文句を言わない層だ。

相手が誰だろうと、うまくやれるタイプ。

このタイプは、相手を変えるよりも自分を変えたほうが楽なことを知っている。

なお、そう考える人ほど現代社会では仕事もできる評価を受けやすいため、ぶっちゃけ1人でも生きていけると思う。ただ人数は少ない。

一番不幸にはなりにくい。ただ一番幸せを感じるのは②だと思う。

 

②適応力中、不満なし

→このタイプは、好き嫌いはあるものの、運か実力か、パートナーが理想的なために不満がないタイプだ。

一番、結婚していて幸せなタイプといえる。

「自分が気になる点」に対しては不満がなく、どうでもいいことで欠点があるもののそれは許せる、という感じ。

 

③適応力中、不満あり

→こちらは②に近いが、「自分が気になる点」に対してピンポイントで不満がある。

一言で片づけると、相手を間違ったパターン。

 

④適応力無

→こちらも人数が少ないと思われる(図の面積で規模を示している)。

誰と結婚しようが、不満点を見つけ出してしまって愚痴を言ったり、喧嘩したりする。

もはやパートナーは誰でも同じ。飲食店から見たクレーマー的存在。他人のせいにひたすらしてきた人だと思う。

男性の場合は、このタイプはそもそも出世できないと思うので結婚市場にあまり出てこない。女性はこのタイプでも、若くてかわいければ結婚できる可能性は全然ある。

 

このタイプ分けをした際に、

だんなデスノートに書き込みをしている層は、③④のどちらかであることは明白だ。

 

④の場合は、もうどうしようもなくて。自分が他のタイプへ移動するか、結婚市場から撤退するかのどちらだろう。

③の場合は、いくつか③から脱出できる方法がある。

・自分の適応力を上げる(不満をも受け入れる)=①へ昇華

・離婚して、新しいパートナーを見つける=②へ移動

・互いに話しあって、改善していく=②へ移動

 

ガチャに例えると、なんか自分の中で腑に落ちた。

旦那ガチャが、RやSRと思って引いたらNだった時に、

・自分の適応力を上げる→Nのまま、戦力になるように使い物にする

・離婚、パートナー変える→RやSRを狙って再度ガチャを引く

・互いに話し合って改善→Nを進化・覚醒させて、RやSRにしていく

こんな感じだろう。

 

多分だけど、だんなデスノートに書き込むぐらいなら先に話し合ったりして何かアクションを起こしているはず。っていうかそのステップ踏まずに死ねとか言うのは理不尽すぎる

それでも解決できないときに、匿名で悪口を書くようになるのではないか。

 

マジレスする人は、「じゃあ離婚しろよ(ガチャ引き直せよ)」って言う。まぁ当然だ。

そしたら、旦那はATMだから離婚できない。生活水準が下がるから子どものためじゃない。そういう反論があるだろう。

 

この反論は、男女関係なく職場の悩みと似ている。

「定年まで働けば退職金があるから辞められない」「会社行くのは嫌だけど転職したら生活水準が下がってしまう」

 

こうして、不満しかないけど旦那は嫌な会社に行き、妻は旦那をATMをして使っている家庭がいくつも存在している。

 

これを私が批判したところで、「お前未婚だからそんなこと言えるんだ」みたいな、結婚ステータスバイアスをかけられるだけで議論にならないことはわかっているので、そんなことはしない。

これは、ジェンダー論と近しい。

jmath.hatenablog.com

 

じゃあどうすればいいのか

現状できることとしては、だんなデスノートをはけ口にしてこれからも耐える生き方をすること。

だんなデスノートのような内容を相手に伝えて、互いに議論して改善していくやり方。こういう機能が一番まともか。ちゃんと言ってほしい

こっそり不倫して新しいパートナーを見つけるやり方。

その辺りはすぐできる。

 

ただ、「離婚したら生活水準が下がる」程度ならまだしも、「まともな生活ができない」のは社会問題の匂いがする。

定期的に、テレビでもシングルマザー特集などが組まれている。こうして上がる声が、「女性が暮らしやすい・稼げる環境を」になる。

まぁこういうときに確かに女性というアイデンティティは使える。たいして稼げない男性はそもそも結婚できないし子どももいないから。

 

と嫌味を言ってみたものの、女性の社会進出はもっと進んでいいと思う。

性差を無視した男女平等。キャリアウーマンはそれを望んでいるけど、それは権利でもあり辛さでもあると男性として感じる。

それは、「女性は弱いから守られるべき」という言い分が聞かなくなってしまうから。

フラットに、男性よりも仕事ができなかったらこれまでは「女性だからできない」となっていたのが、今後は「こいつはできない人間」として扱われる。

特に④タイプは、より厳しくなるだろう。

 

あとは、男女平等・女性推進が進行すると結婚しなくなる。それはATM婚が減るから。

女性の社会進出が日本より進んでいる国のデータがそれを証明しているが、結婚率が減り、婚外子の割合が増える。結婚せずに、いい遺伝子だけ持ってきて子どもを育てる層がいるから。

あとは、男性が女性におごるのが当たり前じゃなくなるかもしれない。プレゼントをしたり、リードしてあげることがマイナーになってくるかもしれない。

既存の価値観は変わるでしょう。それでも、男女平等・女性の社会進出はするべきだと思う。

 

結婚することがいいことだとは思わないし、早く結婚したからどうとか。結婚しないのが悪だとか。そんなものはどうだっていい。

結婚せざるを得ない・離婚できないような状況ではなく。

結婚しなくても生きていける2人が、あえて結婚するところに、人間主体の価値があるんじゃないかなぁ。未婚だから理想をこう語れるところももちろんあるけど。