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考える鱒

モラトリアム文系院生のつぶやき

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意識高い系の取り扱い説明書

スキル・テクニック

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意識高い系の取り扱い説明書

 

1.はじめに

本説明書は、「意識高い系」と分類される「系」の一種についてのものである。よく「意識高い」と混合しがちであるが、それらは全く別のものである。

 

2.起動方法

スマホから、まずは「何か熱いことや面白いことやらへん?」と連絡してみます。そうしたらたいていその日の深夜には「いいぜ」的な返信が来ます。

・またすでに起動している場合は、意識高い系の方から意識高いイベントの告知やパーティのお誘いが来ることもあります。彼ら意識高い系のコミュニティには、必要なものから不必要なものまでたくさんの情報を持っています。ありがたく情報をいただきましょう。

 

3.主な取り扱い方

・彼らは「自分は特別な存在だ」と思っていてかつそれを認めてもらいたい傾向にあるので、基本的に話を聞いて褒めてあげましょう。

・ビジョンやらミッションやらいう言葉を使いたがります。カタカナに慣れましょう。

・彼らは自分の夢やら過去を話したがるので、その辺を深掘りしてあげると喜びます。

Facebookの投稿で文章が長いのが特徴です。ちゃんと読まなくてもいいですが、「いいね」してあげましょう。「いいね」の数が彼らの投稿意義です。

・「本当に最高の仲間」「自分の中の世界が変わった」は頻出ワードです。色々ツッコミを入れたくなりますが受け止めてあげましょう。

・彼らは自分に酔っている時があるので、見定めましょう。「本当に最高の仲間」とか言っている自分が最高に好きなのです。

・議論ではなく共感を求めています。メンヘラの女の子みたいですね。

・しかし、時には議論を求めます。議論している、語り合っている自分カッコいい!です。議論を求めている場合は、たいていどうでもいい話なので議論する価値はあまりありません。

・基本スタンスとして、自分が一番好きで、ほかの周りのものは全部ファッションです。恋人も友人も組織も。

 

4.こんな場合は・・・故障かも??

Q.意識高い系は基本元気なのに、ある日突然落ち込んでいました。どうすればいいですか??

A.落ち込むところを見せているのであれば、「どうしたの?」と聞いてあげましょう。彼らは聞かれるのを待っています。理由を話したいのです。「かわいそうな自分」を出したいので、聞いてあげましょう。少し話させると元気になります。メンヘラな女の子みたいですね(2回目)

 

Q.意識高い系マジでウザいんですけど。かまってちゃんじゃん。

A.仕方ありません。彼らは「意識高い」になれなかったけど、その他大勢の「意識低い」のままではいけないと考えた結果の、第三の戦略をとったまでです。

意識高い系は意識低い連中を下に見ています。その場合はこの説明書が役に立つでしょう。しかし、実は彼らは本当の「意識高い」に対してはひるみます。それは、意識高い系が自分自身のことを本当は力がないことを知っているからです。

意識高い系は意識低い連中からは嫌悪されていますが、それは嫉妬ととらえて間違いありません。意識低い人は意識高い系にすらなれないから彼らをディスり、自分自身を正当化・合理化しているだけなのです。彼ら意識高い系は確かに面倒くさいですが、いい点もたくさんあります。

私たちは小さいころから「夢」とか「希望」という一種の幻想を見させられ、「頑張れば努力は報われる」神話に洗脳されてきました。意識高い系は、そうした小さいころからの神話を信じる、ピュアな存在なのです。だから夢やらビジョンやら使いたがります。意識高い系を生み出したのは、ある意味現代社会の一現象ともいえます。

核家族化・ネット社会になり、一人一人のつながりがより希薄になりつつある中で、自分の承認欲求が一番のモチベーションになるけどそこまで力のない「意識高い系」は一定の割合で存在するでしょう。

 

5.製作・お問い合わせ先

意識高い系総合研究所(IRI)

TEL:0xx-5xx3-4xx9