出世欲のない人が多い。
厳密には、将来的には出世してもいいが、そんな急いでいない。
自分のペースで、という感じが周囲でしている。
どちらかというとプライベートやら何やらとの兼ね合いを気にしており、何がなんでも出世が第一という考えではない、というニュアンスだ。
だが、早く出世するメリットは間違いなくあるので、それをお伝えしたい。
生涯年収が高くなる
出世することのわかりやすいメリットがこれ。
ただ、若いうちに出世したところで、上がる給与や賞与はそこまで変わらない、から頑張れない、というのもある気がしている。
例であるが、Aさんよりも3年目で出世し、Aさんの4年目の給与を3年目でもらえるBさんがいるとして、3年目と4年目の差なんて終身雇用の中だとさほど変わらない。
ちなみにこのグラフは一番左を社会人1年目、23になる年を想定。右は一応60。
ある程度上がっていき、50代は1200万で横ばいのモデルです。
だが、Aさんの1年先の年収をゆくBさんなので、下の図でいう青の部分の収入は変わらない。オレンジは、出世前なのでこれもまた変わらない。
とすると、
Aさんの取り残された3年目の収入と、
Bさんの、最後の1年の収入
の差が生まれることになる。下の図の矢印の部分だ。
新卒3年目の300~400万と、最後の1年の1200万。
このモデルでいうと1年先を行くだけで、差分の約800万の差が生涯という軸でついてしまう。
何が言いたいかというと、若い時の出世はすぐに生涯年収に差がつくわけではない。
しかし、通常コースの1年や2年先を歩むと、最終的に出世し終わった後に活動できる年数が増えるので、大きく生涯年収を上げることができる。
大きな仕事ができる
出世をしたほうが、大きな仕事ができる。
厳密には、その可能性が高い、というのだが、そこの要素は重要ではない。
例えば部下ができたり、人数が増えると純粋にやれることが増えてくる。
そこでは動かすお金や、予算も大きくなる。
そこまで大きい、難易度の高い仕事をしたくないという考えの人もいるだろうが、難易度の高い仕事を達成させる方が、結果的にやりがいは上がる。
また、大きな仕事をするにあたり、出世して裁量権を手に入れることができる。
結果を出して出世すると、自由もあれば責任も背負う。その環境でやれることは、やりがいにつながる。
応援される
出世したらそのポジションを狙っていた人から嫌な目で見られる・・・というドラマみたいなものもあるかもしれないが、誰からも応援されない、なんてことはまずない。
知名度は上がる。同僚だったり、周囲から応援される。どんどん昇進したら、あわよくば社内でスターみたいな扱いになるかもしれない。
どんな人でもそれは決して、気持ちの悪いものではない。承認欲求の強い人からしてみれば、いい光景であるはずだ。
もちろん、早く出世したいといってできるほど簡単でない環境の方が多い。
叶えるためには、泥臭く働いたり、他の人がやっていないことをやったり、そうしたことが必要になってくる。
周囲が遊んでいる中、仕事をするタイミングもあるかもしれない。
土日の休みが消え、夏休みが消え、冬休みが消え、友達が遊んでいる時に練習していた。だからこそ今がある
これはメジャーリーガーであるダルビッシュの名言だが、ここまでストイックにやるかはともかくとして、ある程度の努力は必要とされる一方で、ダルビッシュ自身がメジャーという舞台や破格の契約といったリターンを得られている。
そう、投資みたいな選択ではある。
投資したほうがいい選択であることが、この記事を読んで理解していただけたら、そして行動に移していただけたら、幸いである。