前編
2020年1月丸々で行いました。今回はその報告です。
売れた中古本について
ざっくりどんな本を売っていたのかの、一部紹介です。
残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)
このころはまずオペレーションの確立を行うためにテスト的に値段を設定していました。190円で売れましたが、もうちょっと張っても多分売れたと思います。。
敬語「そのまま使える」ハンドブック: できる人の「この言葉づかい」「この話し方」 (知的生きかた文庫)
なんと90円で売っちゃいました。送料込みだと当然赤字。。。
でも敬語ってインプットよりもアウトプットが大事だと思うのです。
未来に先回りする思考法
一時期よく読まれていたような気がします。
売れるときに改めて読みましたが、結構本質を突いているなぁと。
論点思考
BCGって感じの本。(雑)
非常に構造的に分解されているので、わかりやすいです。
本当に頭のいい人って頭の悪い人にもわかりやすい説明ができますよね。
金持ち父さん貧乏父さん
情報商材界隈のバイブル?らしいですね。
そのせいか流通量結構あります。
7つの習慣
こちらもベーシックな本。
Amazonの人気ランキングで何位なんだろうと覗いてみたら、ビジネス書で10位前後にいつもいるので侮れないと思う。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
情報商材に手を染めるかどうかは置いといて、
クワドランドの考えは知っていて損はないと思う。個人的に投資へのハードルを下げてくれた本。
ちなみに過去2回は勧誘されたことがあります。jmath.hatenablog.com
結局マルチやったんかいな。。。ww
大学4年間のデータサイエンスが10時間でざっと学べる
金融学や哲学も一緒に売れました。
経済学や世界史、日本史は売れませんでした。
社会人1年目にこの辺まとめて整理したいがために買ったような気がします。
基本はわかりやすいので、足りない分野を学ぶにはおすすめです。
入社1年目の教科書
ド定番。
1年目の教科書の内容を見返すと、3年目ではおろか10年目の人でもできてないものはできてないので、本当に仕事で成果を出したい人は読んで実行するだけでも世界が変わると思います。
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
内容は橘玲っぽさがあります。
錯覚資産は本当に有効な概念で、一見理不尽な物事を説明できる場合があります。
今回で得られた学び
本のタイトル別のマクロな需給がリアルにわかる
身近な人の需要、というレベルではなくAmazonという大規模プラットフォーム上での本の価値がわかります。
例えば、7つの習慣のように人気の本は、ほぼ定価で中古が売れます。
Amazonのハードカバーでの金額が2420円に対し、なんと2390円で売れてしまいました。
なぜなら、それだけ人気で需要があるから、価格を高くしても売れるからです。
逆に、供給がありながら需要が少ない本は、安くしか売れません。
1500円のものが400円程度、それぐらいでしょうか。
結構露骨に売れやすさが表れるので、メカニズムを感じることができます。
中古本市場は1円の差でも購入意思決定に影響を与える
これは本という商品での特徴になりますが、1円でも安く読者は買いたいものだと実感しました。
とはいえ、安くしすぎると利益がなくなるので、だいたい私は3番目に安い価格よりも1円下回った金額で売っていました。
どういうことかというと、
500円
600円
700円
の商品が既に他社から出品されている場合、いくらで出すのか。
私は、テストの結果699円で最初は置いておりました。
これで、ユーザーが500円と600円の本を買えば、699円の本が一時的に最安値になりながら、比較的高価で売れる、というものです。
ちなみにこれで売れなければ、599円にする、という戦法です。(あまり購入されないタイトルは、1冊しかだいたい売れないのではという仮説)
ちなみに、本という商品の特徴は、傷や見た目も一定気にするが、本の目的はその内容、文字が読めることを指します。
逆に文字が読めれば、特に中古でもいいという人からすればそれ以外の要素はほぼ関係なく、あとは値段という要素が購入の意思決定に与える影響がかなり大きいです。
そもそもみんな本めっちゃ読むやん
意外にもこれが一番の感想かもしれません。
日本人本読まないとか、なんとか言っていますが、グローバルで見た相対的にはそうかもしれませんが、案外本ってすぐ売れるのだなぁと思いました。
最初に3冊ぐらい売れたメールを見たときは、
え??本当に?
って思いました。
先程の話に少し戻りますが、結構買うからこそ、1番目や2番目に安い価格にする必要性が薄いのです。これがもし流動性のないジャンルであれば、1つ買われるのもレアなので1番安くする必要がありますね。
わかっていたけどECは労働集約的ビジネスだった
まぁこれは予想通りの感想です。最初は封筒や郵送手段どうしよう?というところから調べて、自分が行うオペレーション効率化するところは楽しかったです。
ただ後半は、発送作業がただの作業になってきていました。
在庫のある労働集約的ビジネスモデルってこんな感じなのか・・・と体感しました。
インターネット本屋での中古本販売結果
対象期間:2020/01/01~2020/01/31
販売した本:43冊
売れた本:24冊
購入率:56%
グロス売上:20399円
平均単価:850円
粗利:10043円
粗利率:49.2%
営業利益:4664円
営業利益率:22.9%
でした。
粗利や営利少なくない?と思われるかもしれませんが、Amazonへの手数料と発送料が案外バカにならないですね。プラットフォームがやっぱり美味しい。
インターネット本屋ですが、ベストセラー本をかき集めるか、本を捨てる可能性のある友人に譲り受ける等やればまだやれる余地はありますが、現状は活動に合わないのでもういいかなと思いました。
こんな感じで、今年は色々やろうと思います。
社会人になる前に行った、アナログで渡す自主書店よりかは学びは多かった感があります。(そういえばこんなのやってたなと)