さかなとかえる

徒然なるままに

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達成感を感じるには、プロセスも重要というのがわかった。

なんかタイトルの日本語おかしいけど、これしか表現できない。

 

プロセスと結果

成果を出すためのバリューチェーンの分解として、プロセスと結果がある。

・プロセス〇、結果×→達成していないので達成感も何もない。

・プロセス×、結果×→虚無

・プロセス〇、結果〇→当然だけど達成感はある

 

で、上記はそりゃそうだって形で文句ないのだけど、プロセス×、結果〇のケースが難しくて。

終結果だけを追っていたら達成はしているのだけど、達成感があるかというと案外そうでもない。

たいていこのケースは、外部要因で追い風になり達成している場合であるからだ。

さらに言えば、予想できている外部要因というよりも予想外の外部要因(それは量でも質でも)な場合になる。

 

ただ、表彰なんかでは結果がかなり重視されるので、表彰はされるが、なんで取っちゃったんだろう感もすごい。

プロセスは重視したほうがいいのか?

じゃあ、プロセスは大事だし、それを決めるためにはちゃんと活動の戦略を練ってアクションプランに落とし込むのがいいっていう話かというと、それがベストでもなかったりする。

極論、頑張らなくても成果が出るほうが事業上のリスクは少ないのである。

つまり、プロセス×で結果〇なら、そんなに求められているスキルも高くなく達成できるので、達成確率も間違いなく高いだろうし、安定する。

ベストの選択肢は、現場が頑張らなくても達成できるように戦略を考えたり、上がアライアンスを組むなどすることである。

でも、そうすると現場はますます自分たちの余力というか、頑張りに左右されることなく結果が決まるので、それが悪かろうとよかろうと達成感はない。真っ当なことである。

 

かんぽ生命の話では、そもそもターゲットニーズに合っていない商品を売れと言われて、それには戦略も何もないので、従業員が頑張って売ろうとして、色々起こった。

 

達成感と成果のはざまで

プロセスがなくても、極論現場がそんなに頑張らなくても成果を出そうとするのは、単純仕事ではどんどん増えていくだろう。

そこでは、私は嫌いなのだが人間vsAIの構図に近く、仕事そのものではなく達成感ややりがいを奪うな!という話になる。

単純作業ではさらに達成感を得られないというか、ちょっと達成感の質が違うのだろうなとも思うし、それでいうと単純作業での達成感を得られる人材がある意味貴重で人気になるんじゃないかとも思う。

 

経営だったりそれに近い、上層部としては、メンバーが頑張っている感を出しつつも、メンバーの頑張りに依存しない仕組み/システムを構築して進めていくのがいいところ取りみたいで当然の結論なのだが、いいのではないか。

 

思い返すと、過去の結果が出ていた時は特に頑張りが少なくても、個人がやれば達成できていたし、逆に結果が出ていない時は頑張らざるを得ないので、チームで動く必要性があったりストレッチして活動していく。

たまには、後者のような思いをさせてあげたほうが、満足感というかやりがいには繋がるんだろうな、と思った。