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1on1ミーティングのやり方の一例になります

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 1on1(1on1ミーティング)という言葉自体がバズワード的に普及していっている。

 

自分の会社もそうなのだが、突然トップダウンで降ってきて、はいやってねというのはひどい話だ。

 

いわゆるサシでそうしたことを実施したことのない人は、一体1on1の場で何を話せばいいのか?がわからないと思われる。

 

今回は、そんな1on1のやり方、一例を提案する。

ご査収ください。

 

何を目標と置くのか?

聞くこと。

とにかくベースは聞くこと。

こちらの話したいことを話しては相手が面白くない。

くれぐれも、1on1の時間内に問題を解決することを目標としてはならない。

問題があるのかないのか、ある場合は把握することが目標になる。

 

何を聞くのか?

これはいくつかの中からその時に応じて選択するのがよいのだろうと思う。

・最近の仕事や活動について(実態)

・体調やらプライベートについて(実態)

・会社についてなど、思っていること(思考)

 

どれぐらい聞くのか?

話してくれる範囲で、可能な限り深堀を行う。

細かく詳細を質問することと、そもそもなんでやってたり考えてるんだっけという上位概念を質問すること。基本はこの2パターンでOKだ。

・なるほど、それはどういう種類のものなの?

・なるほど、なんでそう思ったの?

 

どれぐらいやるのか?

1回30~60分程度だろうか。

頻度は、理想は1週間に1度。もし話すことがなければスキップで問題なし。

働き方の模範とされているGoogleが1週間に1度らしい。

過去自分は1か月に1回で運用していたが、1か月あったら思うことも結構変わりすぎて、変化の計測が大変だったから。

あとは、単純接触効果という心理学で、合う回数が増えるほど信頼を置いてもらいやすい、というのもあるので質を上げる前に回数を増やしたほうがいい派である。

 

どうやったらよい1on1になるのか?

よい1on1は、目標から逆算すると「問題があるかないか、ある場合把握できる」状態が理想になる。

1on1の本質でもあるのだが、対面であるからこそ、複数では話しにくいものを話してもらえることが大事になる。

問題は把握できないと、手の打ちようがないので。例えば、自分のメンバーが突然辞めると言われるのと、事前に聞いているのでは事業リスクや計画のアクションに差が出ることは明確だ。

よい1on1にするにはテクニック要素が強いものであり、やってみていいなと思ったものは下記になる。

・自己開示する

→質問するときに自分は~と自分の例を話す。自分の話をすることにより参考例を与えられて回答のざっくりとした精度が上がることと、ここまで開示していいんだという心理的安全性を与えられる。

・話を聞く、反応する

→大前提聞くのはそうだが、相槌などで聞いている感じをあからさまでもいいのでやる。話し手になるとわかるが、あるとないとでは話しやすさが意味わからないぐらい違う。「うん」とか「はい」など適宜声で反応するのもよい。

・物理的障害物を作らない

パソコンを相手の正面に置いたりしない。気にしない人は気にしないけど。

・他の人の事例を(可能な範囲で)共有する

→他の人はこんなこと言ってたけど、そういうことある?みたいに。

これも自己開示に近く、回答のざっくり精度が上がるだけで回答しやすさが異なる。

ただしプライベートの話をどこまで開示するのかという問題はある。

 

問題を見つけたらどう反応するのがよいのか?

割とこれが苦手なのだが、問題を仮に聞いたとして「問題だ!」と周囲に広めるのは論外である。

その場で解決できそうなものは解決してしまってもいいが、会社絡みのことなど大きい場合は、一度「そうだよね」と受け止めて持ち帰るのがベターである。

その後、上層部なりなんなりで共有したり、最適な解決法を自分で考えたり提示するなりする流れになるだろう。

 

やってはいけないことは?

これだけはやってはいけない!というものは、「人格否定する」ことだ。

(いや、人によってはもっと色々あるのだが、共通するものとして、という意味)

人格以外も否定せずに受け止めることが望ましい。

理由はシンプルで、突然否定されたりすると、それ以上開示してもらえなくなるため、目標が達成できないからである。

 

大切なことは?

1on1をやるからには、1on1以外の場も含めて信頼関係を築くことが大事である。

普段で信頼関係を築けていなければ、1on1の場で開示してもらえる情報は減っていくだろう。

別に、1on1をうまくいくようにするために信頼関係を築くわけでもなく、ビジョンの達成や目標に近づけるためにも最低限、メンバーとの信頼関係は大切だ。

じゃあどうやって信頼関係を築けばええねん!?という話だが、それはまた一定経験したことを記載しようと思います。

 

書けば書くほど、考えれば考えるほど、1on1での大切なことは営業と通ずるな、と思うのです。特に顧客へのヒアリング。

・信頼関係を作る

・話を聞く

・否定しない

・相手の課題を受け止める

など・・・

1on1マネジメント

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