さかなとかえる

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社内での根回しは大事だと言うけれど

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よくある社内での根回し。

 

社内で説得するための手法(社外でも使える)

jmath.hatenablog.com

 そもそもなぜ根回しが大事なのか

jmath.hatenablog.com

 

社内での根回しだったり、社内政治が大事と言うことは仕事上非常に学んだことである。

それについては疑いようがない。

 

特に、規模が大きかったり階層がたくさんある企業ほどその傾向にある。

 

もちろん、社内での根回しを否定するわけではない。

大きなことをやればやろうとするほど、必要になってくるし重要度が増す。

 

ただ、それってユーザーやマーケットを無視していないか?とも同時に思う。

 

 

上のおっさんのメンツのために、最適な戦略を実行できないと言うのは非常に辛い。

もちろん、それを実行するのがベストなのだが、色々あってできないことがある。

理想の戦略を語るのは単なる批評家で、実現可能な戦略を語って動かせるのがリーダーでもある。

 

よくわからない理由で反対するおっさんを説得するために、わかりやすい資料を作ったりMTGの時間を設ける、そのMTGのために資料を作り事前に連絡する。

その時間は全く無駄ではないが、もっとユーザーや事業のために費やす時間であった方がいいと普通に感じるのだ。

特に、事業や1役割を全うする若いビジネスパーソンほど、事業をやりきった方がいい。

 

これが、スタートアップが大企業に勝てる理由の1つ何だろうなと、考えていて気づいた。

大企業の新規事業だと、全員の合意を取る人数が多く、無難な戦略や方針にまとまりがちである。

スタートアップだと、合意を取る人数が少ない+裁量権があるというかないとやってられない状況なので、大企業では取れない戦略が取れる。

また上記のような根回しに使う時間が少なく、ユーザーを見れるのでスピードが早い。

 

この間、こんな話を聞いた。

メンバーが作ったあるプロダクトがあり、役員とマネージャーは売上生産性が悪いからそれを売るのをやめようと説得?した。作ったメンバーは、自分が作ったという感情もあり、当然反対。議論は落ち着かず、説得するための資料をメンバーが手をかけて作って再度説明した。

それが、結局はトップダウンで売ることはやめたようだ。

詳細を知らないのもあるが、じゃあユーザーを見て売り続けようとした方が良いのか?というとわからない。自分も状況次第ではやめた方がいい。

ただ、上の人を説得する資料で、結論が変わるかというとあれで、そういう努力は何だかなぁ、、、と思ってしまった。

 

ということで、根回しは大事何だけどそれに時間をかけることって大事なのか?という話でした。

「根回しをすれば大きなアライアンスができて結局はユーザーのためになる」「大きなことを実行するためには必要」というのもなんだかわかるのだけども・・・

また、1プレイヤーとしては何ができるねんというとないのだけども・・・

自分がいずれ根回しされる立場にもしなれたとしたら、「そういうのよりももっと大事なものがあるから」とメンバーに言える人がいいなぁ、ぐらいか。

 

社内政治の教科書

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