さかなとかえる

徒然なるままに

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立ち回り方は戦略的に振る舞った方が良い

とりわけ社内での立ち回り方について。

 

何度か言っているが、「会社の文句や問題だけ言う人」は損をする。

 

飲み会で、だいたい同じ人、話がわかる人で固まり、愚痴を言う人だったり。

 

そういう人は、変に頭がいいのがやっかいである。

 

本当に何もわからない、頭がよくない人は、会社の意思決定や振る舞いに不満を覚えることもないのだから。

 

なぜ文句や問題はいけないのか

結論、リーダーシップがないから、ということになる。

例えば、こんな主張をネットで目にすることはないだろうか?

・日本政府の対応がよくない

自民党はよくない

・大企業のニュースがよくない

こういう意見を言うのは簡単だ。

批判だけすればいいから。

 

これらに欠けている視点は、「じゃあどうすればいいのか」である。

対案を示せる人は、会社でも評価される。

 

ぶっちゃけ、マスコミだったり国会の人だったりも、自民党がよくないという人は少なからずいるだろう。ただ、じゃあそれよりもいい案があるか?というとそんなものもないな、と自民党サイドとしては(言うかどうかはさておき)思っている。

 

国の政策や大企業の経営も、多くの関係者・ステークホルダーがいる中での決定なので、そうした複雑なプロセスでの承認で、色々な議論がされて決まっていくのである。

 

現実に動くのは、現実であり、理想の考えではない。

 

評価される立ち回り方

若いうちから、比較的評価される立ち回り方はシンプルである。

・愚痴や批判は言わない

・対案がある場合のみ、反論できる(しなくても良い)

 

この2つだ。

愚痴や批判を言わないと言うのは、それが半ば自然に出てきてしまう人にとっては非常に辛いかもしれない。

多分、私が見かけたそういう属性の人も、無意識的にやってるのだと思う。

 

ただ、これは立ち回り方だけではなく、全てにおいて素直にやるよりも、戦略的にキャラクターを演じた方がいい。

食欲に素直になって、好きなものばかり食べて意図せず太っても、誰も後から助けてくれないのと同じだ。

 

愚痴や批判は、堪える。

対案が出てくるのであれば、愚痴や批判をするのではなく、それよりも対案の方がベストなのでは?という、議題を前に進める材料として議論をしよう。

そうすれば、評価はされていく。

 

批判をする人は、リーダーシップに欠けるのでスキル的に評価されづらいというのと、上司から見た時に、素直に扱いづらいと思われ、印象が悪いのもある。

印象が悪いと、距離を取られたりコミュニケーションされなくなり、結果的に成長する機会が減ったり、仕事を進めるスピードが遅くなるので、いいことはまるでない。

 

愚痴を言う属性の人との関わり方

さて、批判をしなくなったことで順風満帆・・・と思いきや、かつて一緒に飲んで愚痴を吐いていた人からは、いい思いはされなくなる。

相手からしてみれば、酒のつまみが減ったことになるからだ。

その場合の立ち回りも、戦略的に振る舞った方がいい。

文句や問題、不満を言ってくる分は、受け止めてあげよう。

ただ、それに加担するのはやめて、もし可能であれば、解決策を導けるような会話ができれば、生産性のある場になる。

 

なぜ受け止めた方がいいのか?というのは、下記理由になる。

・敵を作ってもあまりメリットがない

・言えばだいたい満足する

特に、こういう立ち回りを自然にしてしまう人は、後者の「言って聞いてくれれば満足する」ことがほとんどである。

これに、反応して、「評価されなくなるので対案なき意見は言わないでください」とマジレスしてしまっても、あまり意味をなさない。

なぜならそれを言っても、その通り動かない可能性が非常に高いから。例えば、「今の総理はダメなので自分が総理になった方がいい」と言っているようなものだ。

 

それに、文句や問題だけを言う人と関わっているメリットは意外にもある。

彼らは酒のつまみを日々探しているので、どうでもいいことから大事なことまで、社内情報ネットワークが広い。

(そしてプライドも高いので、それを威勢よく話したがる)

その幅広い情報を享受できることは、社内政治や今後の動き、マネジメント等の活動にプラスになる場合もある。

 

以上になる。

結論、評価される立ち回りを、意図的に、戦略的に振る舞う方が良い。大人だから。

・愚痴や批判は言わない

・対案がある場合のみ、反論できる(しなくても良い)