ベンチャーと大企業の両方を経験して思うのは、マネジメントについて気を遣っているのは意外にも大企業よりもベンチャーだったということである。
もちろん、会社によりけりなのはあるが、一般的にもそういう傾向があるのではないかと感じた。
違いを感じた例
- フィードバック面談の時。内容の濃さが全然違う。大企業はさらっと前回の評価を入れる。ベンチャーでは割としっかりとやる。
- そもそも、目標設定のスパンがベンチャーの方が短い傾向にもある。短い方が、やっていることとの整合性や精度が高く、ワークしやすい。
- ベンチャーの方が温かい。温もりを感じる。
- 後は、協力意識が高い。大企業の方が、部署ごとに独立しすぎて社内なのになぜか張り合ったりする。
こんなところだろうか。
大企業が悪いように聞こえるが、一概にそうとも言えないし、人にもよる。
そして、なぜそうなっているのか、それも理由があると考える。
- 大企業はそもそも優秀な人を採用できているのでそんなにマネジメントに力を入れなくてもワークする人が多い。ベンチャーでは採用時点で劣っているので、マネジメントしなければいけない。
- 大企業に入りたい人は山ほどいるので、もしやり方に不満があったり合わなければ、辞めても代わりはいくらでもいる。ベンチャーでは、採用自体が大変なので(砂漠で水を探しているようなもの)マネジメント要員で辞めてもらっては困る。
- 大企業は、マネジメントのコミュニケーション以外にも、給与や福利厚生などの要素があり、「辞めない要素」が強い。一方でベンチャーは劣っているため、やはり辞めてもらっては困る。その中でもいいところである「アットホーム」「社員の距離の近さ」を前面にアピールするしかないのかもしれないし、マネジメントをして頑張って繋ぎ止めようとする。
そこで働きたいか?の需給が大きいのかな、と思った。
辞められることでの損失を取り返す労力が違うというか・・・
ベンチャーの採用は大変で、母集団も少ないし、その中でオールラウンダーなんてまず受けてこない。
新規事業のアイデア考えるのは好きだけどそれがどれぐらいの市場かは考えるのが苦手だったり、時間を守らなかったり、エンジンかかったらすごいけど萎むのも早かったり、人と違う観点出すところはいいけど共通言語が逆に通じなかったり、何か一芸に秀でている人だが欠点も多い。
そうした人に、欠点を指摘してもワークしない。いかに一芸に集中できる環境を用意できるかが大事である。
『マネーボール』じゃないけど、ヤンキースとアスレチックスの戦い方のように、環境が違えばマネジメントも変わるのだろう。
